金子恭之国土交通相は7月31日の閣議後会見で、2026年度熊本地震について展開中の支援活動や応急復旧の進捗(しんちょく)を報告するとともに、改めて被災者に丁寧に寄り添いながら一日も早い復旧・復興に向けて支援を進めていく決意を述べた=写真。
水道に関しては、31日午前7時30分時点で熊本県内で約7万9000戸が断水していることから「被災調査を行うため先遣隊を派遣しているところだ。その結果を踏まえ、来週中をめどに応急復旧完了の見通しを出したい」と語った。
道路では応急復旧により通行止め解除が進んでいることを説明し、依然として通行止めとなっている区間についても「有識者の現地確認を踏まえて復旧の方法や期間を検討し、開通時期を早期に示せるよう取り組む」と述べた。
港湾に関し、八代港で被災した岸壁を29日までに応急復旧し、海上保安庁や海上自衛隊の船舶が利用できる状態にしたことなども報告した。
10年前に続いて金子国交相の地元である熊本が甚大な被害に見舞われた。自身がなじみのある多くの場所が被災していることを確認し「被災地にいる住民の不安はいかばかりと痛感している。酷暑に近い天気が続く中、電気や水がない生活を考えると非常にやるせない思いでいっぱいだ」と胸の内を明かした。その上で「支援を必要としている全ての自治体と連携し、国交省の現場力、総合力を最大限生かして災害対応に取り組んでいきたい」と力を込めた。
