日本建設業連合会(押味至一会長)は、週休二日実現行動計画の最終期となる2025年度通期のフォローアップ報告書をまとめた。4週8閉所以上の実施割合は土木、建築とも引き続き増加し、作業所全体では前年度比6.2ポイント上昇の67.2%となった。土木は8閉所が全体の4分の3を超え、建築も6割に達するまでになった。
24年4月に適用された時間外労働の上限規制を一つの節目に、この3年間で現場閉所の取り組みは飛躍的に進展し、大手層を中心に8閉所が当たり前になりつつある。特に、この1、2年間に新規受注した案件で定着しており、中には年間130日閉所以上を確保できなければ、受注を見送るゼネコンなどもあるという。
調査期間は25年4月から26年3月までで、88社が回答した。事業所数は土木6068現場、建築6438現場の計1万2506現場となっている。
作業所の閉所状況を土建別に見ると、土木の8閉所以上は2.8ポイント上昇の75.6%となった。土木はもともと取り組みが進んでいたため、直近において建築ほどの伸びは見られないが、調査を開始した19年度に比べると、41.6ポイントの上昇となっている。
建築の8閉所以上は9.2ポイント上昇の59.4%となり、ほぼ6割に到達した。民間発注者の理解も進み、この3年間は毎年10ポイント程度ずつ上昇している。19年度比では40.1ポイントの上昇となる。
平均作業閉所日は、土木が4週7.52閉所、建築が4週7.06閉所で、建築は初めて「7」を超えた。19年度比ではそれぞれ、土木が0.99ポイント、建築が1.13ポイントの上昇となっている。
現行の行動計画は25年度が締めくくりで、26年度からは、新長期ビジョンを踏まえて策定した作業所閉所推進ロードマップに基づく取り組みに移る。5年後の30年度をターゲットとするフェーズIでは、「50%の作業所で年間130日閉所(4週10閉所相当)」「おおむね全ての作業所で年間117日閉所(4週9閉所相当)」という二つの目標を設定。31-35年度のフェーズIIでは、年間130日閉所の定着を目指す。
