国土交通省が建設企業を対象に行った調査によると、現場で働く技術者・技能者の休日取得について、「4週8休以上」との回答がともに約4割に上った。2021年度の調査開始以降、4週8休以上の回答が最多となったのは初めて。ただ、公共主体の企業が7割程度だったのに対し、民間主体の企業は2割程度にとどまり差が鮮明となっている。
民間工事の働き方の実態把握を目的とした25年度の「適正な工期設定等による働き方改革の推進に関する調査」の結果を27日に公表した。24年12月以降に請け負った民間工事について、1939社から有効回答を得た。調査時点は26年1月。
平均の休日取得が4週8休以上の技術者は38.5%、技能者は37.0%だった。前回調査と比べ、4週8休以上の割合は技術者が9.9ポイント、技能者が7.6ポイント増えた。
公共主体の企業は4週8休以上の技術者が67.0%、技能者が68.3%だったのに対し、民間主体の企業で4週8休以上の技術者は21.6%、技能者は18.9%にとどまった。前回調査と比べると民間主体の企業も休日取得が進んでいるものの、技術者・技能者ともに4週6休が約4割と最も多い。
請負階層別に見ても、元下で差が出ている。元請け主体の企業は4週8休以上の技術者が46.7%、技能者が48.6%と半数近い。これに対して、1次下請け中心の企業で4週8休以上の技術者は26.7%、技能者は23.1%、2次下請け中心になると技術者の18.4%、技能者の18.5%にまで落ち込んだ。
また、月当たりの平均的な残業時間は15時間未満との回答が最も多く、技術者の49.9%、技能者の63.1%に上った。時間外労働の上限の原則となる45時間を上回った割合は技術者で3.5%、2.4%まで減少。今回の調査で時間外労働の上限規制が全面適用されて以降の工事のみが対象となり、改善傾向がより明らかになった。
