東京都は、練馬区の白子川で容量約4万3000m3の調節池整備に向けた検討を進めている。財務局は9月1日、「白子川中流部における調節池基本検討委託」の希望制指名競争入札を公告した。9月4日まで希望申請を受け付け、30日に開札する。
参加資格は、「土木・水系関係調査業務」AかB等級で、「河川・水理調査」の登録があること。国または都道府県で調節池(ダムや調整池除く)の河川の洪水調節に関する治水検討業務を完了した実績なども求める。
検討対象範囲は、芝屋橋(土支田4)~別荘橋(大泉町1)付近。業務内容は、調節池施設における本体構造、取水堰、仮設構造などの検討、維持管理施設や施工計画の検討、図面作成と概算事業費の算出、調節池施設の基礎調査など。履行期間は2027年2月26日まで。
白子川は、荒川水系である新河岸川の支流。大泉井頭公園(練馬区)の七福橋を起点とし、埼玉県和光市を経て板橋区三園で新河岸川と合流する、流域面積25万km2、流路延長10㎞の一級河川。そのうち、東京都区間の流域面積は22.2km2で、流路延長が8.6㎞。比丘尼橋上流(容量3万4400m3)と同下流(同21万2000m3)に調節池があり、地下調節池(同21万2000m3)もある。
今回の整備計画は、23年に策定した「気候変動を踏まえた河川施設のあり方」における、今後の降雨量増大を見据えた安全性の確保などを基にした。
7月に公表した「新河岸川及び白子川河川整備計画(東京都管理区間)」の変更原案では、今回の検討場所以外に、東埼橋付近(容量約12万5000m3)、比丘尼橋付近(同約4万4000m3)、比丘尼橋~支川合流点付近(同約17万2000m3)、火の橋~七福橋付近(同約11万4000m3)で調節池を整備する方針を示した。また、護岸などの整備と河床掘削や地下河川の整備なども盛り込んでいる。
関連する「白子川中流部における治水対策検討委託」をフジヤマ、「白子川中流部における調節池等基礎調査委託」を中央コンサルタンツ、「新河岸川及び白子川における気候変動を踏まえた河川整備計画調査委託」をパシフィックコンサルタンツがそれぞれ担当した。
