日本中の都市のいたるところに電柱や電線が設置されている。当たり前に存在するものとして目にしていたが、無電柱化の取り組みで希少な存在になる日が少しずつ近づいている◆東京都が毎年開催するフォトコンテストの昨年度受賞作を見ると、見上げた先に電柱・電線が存在し、その奥にダブルレインボーが出現している作品がある。高校生が撮影した、ごく日常的な写真だが、景観を阻害していることが一目瞭然だ◆無電柱化は美しい景観を守るだけでなく地震や台風で電柱が倒壊するリスクを減らし、災害時の避難路を確保する上で極めて重要だ。安全・安心で美しいまちづくりへの歩みが、さらに加速することを期待する◆費用面など課題はあるが、試行的な取り組みを実施する事業者もおり、多くの地方自治体で進んでほしい。
