千葉県柏市は、「柏市公設総合地方卸売市場再整備及び市場用地活用事業の検討推進に係る事業協力者募集」の公募型プロポーザルを実施した結果、大和ハウス工業を代表企業とするグループ、三井不動産、いちごマルシェの3者を特定した。4日に協定を結ぶ予定。
大和ハウスグループの名称は「柏フードコネクト事業共同体」。代表企業を除く構成員にはイオンモール、久米設計、大和ハウスプロパティマネジメント、三菱HCキャピタルが参画している。
事業協力者は、市やアドバイザーと対話して事業への助言などを担う。9月から対話を実施し、2027年1月に企業誘致施設を含む市場用地への進出予定企業向け説明会を開く。
27年9月に事業協力者との対話を終了し、28年4月以降に市場施設の設計や施工、維持管理業務と余剰地開発を担う事業者の公募を開始する。施設は10年程度をかけて整備する。工事では、一部場外の未利用地を活用しながらのローリング方式を検討している。
卸売市場の再整備では、事業手法にDBM(設計・建設・維持管理)方式を採用する。概算事業費は約350-370億円(税別)と試算した。事業期間は38年間。
基本計画によると、青果部、水産物部、関連・サービス店舗の3部門を合わせた必要な施設規模は延べ約2万6500㎡と試算した。施設を高度利用し、建築面積は現行の約67%に縮小する。創出したスペースを活用して新たな企業を誘致する。
企業誘致スペースの想定規模は、企業誘致施設が延べ約4万2800-4万6400㎡、民間冷蔵庫は延べ約1万9000㎡。セントラルキッチンや食品加工・包装施設、量販店向け配送センター、食関連研究開発拠点、エネルギー関連企業をはじめとした複合産業施設の誘致に取り組む。
卸売市場の所在地は若柴69-1で、敷地は8万2519㎡。1972年に開設し老朽化が進んでいる。
アドバイザー業務は、流通研究所・阪急コンストラクション・マネジメントJVが担当している。「柏市公設総合地方卸売市場再整備及び市場用地活用基本計画策定支援等業務」は、流通研究所が担当した。
