世界地図の図法を巡って国連総会が、面積をより正確に表す「イコールアース図法」の採用を促す決議を採択した。新しい図法では、以前よりアフリカなどが大きく見える◆見慣れたメルカトル図法は、方角の正しさが重視され、ナビゲーションに向く。地図は世界を知る身近な道具だが、そこから読み取れる世界は、現実の一側面にすぎない◆建設の世界でも同じだろう。図面、数字、写真、データは現場を理解する助けになる一方、それだけでは読み取れない事情や変化がある。だからこそ、現場からしか感じられない何かが尊重される◆昨今は、各種計測機械やセンサーで現場から得られる膨大な情報を可視化している。ただ、それらも現場の全てを映すわけではない。見える情報が増えるほど、埋もれた何かを見抜く目が問われてくる。
