東京都荒川区は、本庁舎建て替えについて、延期を含めたスケジュールの見直しを検討する。小中学校の建て替えなど他の大型プロジェクトとの優先順位や財政負担の平準化を精査して整備期間を決める。現時点で竣工時期を、当初予定の2034年度から41年に延期した場合、整備費は23年に想定した200億円から、約3倍となる570億円に増額すると算出している。
41年の竣工を想定した整備費の570億円は、延べ床面積3万8000㎡に平米単価113万円を乗じ、今後の物価上昇などを足し合わせて算出した。区は、本庁舎整備のため、27年度から毎年20億円を11年間積み立てるとしている。
新本庁舎の想定規模は、地下1-2階地上12-13階建て延べ約3万8000㎡。構造計画では、スケルトン(構造体)とインフィル(内装・設備)を分離する手法を採用し、フレキシブルなレイアウト変更に対応させるとともに、建物の長寿命化を目指す。構造種別は今後の設計作業の中で決定する。
建設のスケジュールについて、7月に開かれた第6回荒川区新庁舎整備基本構想・基本計画策定委員会では、26年度内に基本計画を取りまとめ、27年度から基本設計に着手し、31年度から33年度にかけて建設工事を進めるとしていた。
