英ターナー&タウンゼントが公表した2026年版「データセンター建設コスト指数」によると、東京のデータセンター建設コストは1ワット当たり18.28ドルとなり、4年連続で世界最高となった。大阪も17.15ドルで2位に入り、日本の建設コストの高さが際立った。3位はスイス・チューリッヒで15.93、4位はシンガポールの15.39。一方、最もコストが低いのは上海で、5.79ドルとなっている。
標準的な60MWの設計を前提に、1ワット当たりの参考建設コストを算出している。調査は世界62市場の500件超のプロジェクトデータと、業界関係者400人超へのアンケートを基に分析した。人工知能(AI)向けの計算需要拡大に伴う施設の大規模化に加え、資材費・労務費の上昇、電力や用地、熟練労働者の不足がコストを押し上げている。
調査回答者の52%は2026年に6%を超える建設コスト上昇を経験。81%が熟練労働者の不足を指摘し、56%が電力確保をプロジェクト推進上の主要な障害に挙げた。一方、2027年はコスト上昇圧力の緩和も見込まれると分析している。
AI・クラウド需要を背景にデータセンター投資が拡大するなか、事業者には用地・電力・人材の早期確保と、計画初期段階からのコスト・リスク管理が必要だと指摘している。
