五洋建設は、香港理工大学から、20階建ての学生寮と11階建ての校舎の2棟で構成する教育関連施設の新築工事を受注した。受注金額は約418億円。医療関連専門職の教育・研修機能と、留学生の受け入れ体制を強化する計画だ。学生寮にはMiC工法を一部採用し、設備や内装を含むモジュールを事前に工場で製作し、現場で組み立てる。
施工場所は香港特別行政区カオルーン半島のホーマンティン地区となる。2棟はいずれもRC造。総延べ床面積は約4万9310平方メートルを計画している。
香港理工大学は、1937年に設立された総合大学だ。校舎棟は、医療関連専門職への需要の高まりを踏まえた「医療関連専門職教育ハブ」として整備する。研究実験室や学習エリア、講堂など、新たな教育・研修施設を設ける。
隣接する学生寮は1200人超を収容する。海外の優秀な留学生を受け入れる体制を整えるとともに、地元の学生と留学生がともに生活する多文化コミュニティーの形成を目指す。
同社が香港に進出したのは1986年。近年はヴィクトリアハーバーを横断する鉄道用沈埋トンネルや、香港国際空港第3滑走路の地盤改良のほか、香港政府合同庁舎、データセンター、医療施設などを施工してきた。
留学生の受け入れ枠拡大政策を背景に、香港大、香港中文大、香港科技大、香港恒生大などの教育関連施設も数多く手掛けており、実績と知見を生かす。

