茨城県建築士事務所協会（舟幡健会長）は24日、笠間市の笠間工芸の丘クラフトホールで第5回茨城学生建築展の表彰式を開催した。建築系学科を持つ県内9校から36作品の応募があり、笠間市長賞（最優秀賞）には筑波研究学園専門学校建築環境学科建築土木施工コース2年生の白石匠さん、藤井巽さん、野本雅也さん、山田英輝さんの4人による「Join forces～可能性の力～」が輝いた。

　白石さんらは、群馬県南端の上野村が急峻（きゅうしゅん）な地形により7つの地区に分かれているとして、山の傾斜部にガラスカーテンウォールの側面部を持つ交流施設の建設を提案した。
　村民が一体となって交流を図り、自然を一望して村の魅力を再確認することで7地区を1つにつなげることができるとした。
　表彰後、舟幡会長は「質の高い作品が多かった。次年度に向けてさらなる努力を期待している」と講評した。
　応募作品は21－24日に笠間市の笠間の家で展示した。
　市長賞を除く受賞者は次のとおり（敬称略）。
　▽同協会賞＝松本梨加（筑波大学）▽県建築士会賞＝花島大翔、木村隆宏、入江夏菜子、江端美優（筑波研究学園専門学校）▽JIA茨城賞＝栗田ひかる（文化デザイナー学院）▽県建築センター賞＝小松崎諒子（筑波大学）▽茨城新聞社賞＝松田純麗（つくば工科高校）▽奨励賞（山忠）＝石関花奈（筑波技術大学）▽同（フジクリーン茨城）＝芳賀みなみ（文化デザイナー学院）▽同（日建学院水戸校・つくば校）＝大月瑞巴（水戸工業高校）▽同（総合資格学院）＝飯塚柊斗（茨城大学）。

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