【茨城学生建築展】最優秀は安喜祐真さん! JR神田駅に赤れんが高架橋残す大空間を提案 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【茨城学生建築展】最優秀は安喜祐真さん! JR神田駅に赤れんが高架橋残す大空間を提案

神田スクエアの模型

 茨城県建築士事務所協会(横須賀満夫会長)は25日、第4回茨城学生建築展の表彰式を笠間工芸の丘クラフトホール(笠間市)で開催した。建築系学科を持つ県内9校から30作品の応募があり、笠間市長賞(最優秀賞)には筑波大芸術専門学群建築デザイン領域4年生、安喜祐真さんの「神田スクエア-都心における駅上広場の構想と赤レンガ高架橋の保存活用」が輝いた。
 冒頭あいさつで、久須美忍笠間市副市長は「地方のプレーヤーとなり、世界的にも羽ばたいてほしい」、舟幡健同協会副会長は「回を増すごとに作品のレベルが上がっている」と述べた。

安喜さん(手前中央右)、久須美副市長(同左)ら

 安喜さんの提案対象はJR神田駅。ビルが密集しており周囲に空地をつくるのが難しい問題点を解決しつつ、明治期に造られた赤れんが高架橋の歴史的な景観を残す手法として、高架上へのスーパーストラクチャーの架構を提案。大空間に運動場やスパ、高架下のアーチ空間に宿泊施設を設ける内容となっている。
 応募作品は22-25日に笠間の家(笠間市)で展示した。
 市長賞を除く受賞者は次のとおり(敬称略)。
 ▽同協会賞=田中陽介、長妻真生子、盛田皓介、吉成龍之介(筑波研究学園専門学校)▽県建築士会賞=石山裕貴(筑波技術大学)▽JIA茨城賞=三浦一真、長野大地、根藤さやか(筑波研究学園専門学校)▽県建築センター賞=斉藤司、坂下雅紀、岸本和樹(茨城大学)▽茨城新聞社賞=柴崎日陽凜(つくば工科高校)。
 ▽奨励賞(山忠)=川勝美佳(茨城大大学院)▽同(フジクリーン茨城)=天野将親(文化デザイナー学院)▽同(総合資格学院)=小野大輔(同学院)▽同(日建学院水戸校・つくば校)=鈴木翔(水戸工業高校)。

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