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【観光資源としての可能性】日本建築の特質を伝える 世界が注目の建築専門ツアーとは?

最終更新 | 2020/03/06 15:02

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 全国通訳案内士の資格を持つ1級建築士の溝口義博氏(元大林組)と鈴木孝志氏(元清水建設海外部門)は、海外からの建築専門ツアーを一手に引き受ける。日本観光通訳協会(JGA)や内外の旅行企画運営会社などを通じて訪れる設計事務所や建築家、建築関連会社のツアーがその中心を占める。2人が所属するJGAには約1000人の通訳案内士がいるが、建築の専門知識を生かしてガイディングできる一級建築士はこの2人だけだ。建築専門のツアー客は見たい建築を事前に調べて、リストアップしてくることが多く、ガイド側もこれに応える知識などが求められる。伝統建築から現代建築まで幅広く日本建築の特質を伝えている2人から観光としての建築について聞いた。

 内外の旅行企画運営会社のうちスウェーデンの会社は、同社の代表が連載1回目のインタビューで話を聞いた枝川裕一郎グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス社長の著書を読んだことがきっかけで、毎年複数の日本ツアーを企画し、2人がガイドを務める。

■スウェーデンで人気の日本建築家
 鈴木氏は通訳案内士の仕事を2016年から始めた。JGAやJTGS(ジャパンツアーガイドサービス)経由の仕事もあるが、スウェーデンの企画運営会社が大部分を占める。これまで23の建築ツアーのうちスウェーデンが17。
 「4、5泊が一番多く、最長で15日間があった。人数では1設計事務所で72人というスタディツアーがあって、溝口さんと2人で対応した。近現代建築で人気の建築家は、隈研吾氏を筆頭に、丹下健三氏、安藤忠雄氏、伊東豊雄氏、SANAA(妹島和世氏と西沢立衛氏のユニット)、坂茂氏など」

鈴木 孝志氏


 溝口氏は15年から通訳案内士の仕事を開始、いまは一般の観光が多いが3割ほどは建築専門ツアー。
 「カナダの旅行会社に自分の建築ツアーを掲載し、世界から募集してもらっている。建築の好きなガイドのグループがあってそこで募ったツアーに呼ばれることもある。あるゼネコンの工場見学で専門知識が必要ということで通訳を頼まれたこともある」

溝口 義博氏

■現代建築の作品あふれる表参道
 スウェーデンからのツアーでは見学の最初の工程に枝川氏のレクチャーを希望されることも多い。「部分から全体へ」という同氏が著書で展開している論理を講義するものだ。コースとして2人に共通するのが、東京都港区の表参道の大通り。

 溝口氏は「国立代々木競技場、明治神宮から表参道を経て根津美術館に至る約1.5㎞は、内外の著名建築家の作品のオンパレードで、特に日本を代表する現代建築作品の宝庫である。一つひとつの作品の魅力を十分に解説できる場で、東京の建築ガイディングのゴールデンルートといえる。じっくりガイディングする中で、隈研吾氏のサニーヒルズに立ち寄ることもある。ここは日本伝統の木組みの美しさを建物内外から鑑賞できるとともに、中はゆったりとしたオアシス的な場でもある。一連の表参道建築を案内すると『建築の野外ミュージアムのようだ』との反応などが返ってくる。個々の建築の評価には施工のていねいさが寄与していることも説明している」と述べる。

■座禅などの体験を建築とともに
 鈴木氏は「スイスの建築家など26人、15日間のツアーの時は、建築に関連したことも体験したいという要望があって、金沢市の鈴木大拙館(谷口吉生氏)で禅関係の展示説明を受け、翌朝5時から大乗寺で座禅、その後、漆器づくり、京都市では和紙づくりなどを体験した。これらは自分たちでプログラムを作って提案をしてきた。かなり厚い本格的なガイドブックもつくってきた。このため私も事前に座禅などの下見をしてツアーに備えた」と述べる。

 鈴木氏は今後、建物だけでなくこうした風俗、習慣、技術も含めた体験型の案内をしたいという。溝口氏は、建築の逐次通訳のようなガイドにも力を入れたいと話す。

 これからは建築ツアーの需要が増加することが見込まれ、2人のような専門家が通訳案内士として活躍することが求められている。

 観光庁の観光資源としての建築への取り組みは、まだ本格的にはなっていないが、伝統建築や古民家の活用などは始まっている。

スウェーデンの設計事務所、Lindberg Stenberg Architectsの44人が参加した昨年5月のスタディーツアー。東京・有楽町の国際フォーラムでの集合写真。ほかに上野の西洋美術館、表参道の根津美術館、銀座スウォッチなども見学した

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