「空調服」(東京都板橋区、市ヶ谷透社長)は、過酷な環境下でも安全・快適に作業できる「空調フェイスシールド」の試作品を公開した。実際の使用環境での有用性を検証し、9月の販売を目指す。
　空調フェイスシールドは、フィルターを付けたファンユニットを、頭部にかぶるフィルムシールドに取り付け、浄化した空気をフィルムシールド内に取り込み、シールド内部を陽圧にすることで、外部からの汚染物質に触れずに作業できる。
　シールド部は、厚さ0.04-0.05mmのポリエチレン製で、使い捨てとする。ファンユニットは、50mm角の遠心ファンを使用し、強力な圧力で外気を取り込む。取り込み口は用途に応じて多様なフィルターを取付・交換可能にすることで、繰り返し使用できるようにする。防水使用のため、使用後に消毒もできる。リチウムイオンバッテリーで、5ボルト出力で約10時間連続稼働を目指す。

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