【総事業費は約118億円】25年度から設計着手/千葉・成田市の庁舎大規模改修・増築 | 建設通信新聞Digital

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【総事業費は約118億円】25年度から設計着手/千葉・成田市の庁舎大規模改修・増築

配置図


 千葉県成田市は7日、庁舎大規模改修案を明らかにした。仮設庁舎を設置した上で、立体駐車場の新築、議会棟や行政棟の各増築、既存庁舎の居ながら大規模改修などを実施する計画となっている。総事業費は117億7000万円程度を見込む。2025年度から予算化し、25・26年度の設計、26-30年度の工事を予定している。

 現市庁舎(成田市花崎町760)は行政棟や議会棟で構成し、規模がSRC、RC一部S造地下2階地上7階建て延べ2万0671㎡。建築面積は4788㎡。佐藤総合計画の設計、鹿島・奥村・中野・共立JVなどの施工で1988年9月に完成した。

 改修方針案によると、リッチモンドホテル成田東側の敷地内に26年度にリースの仮設庁舎を建設する。行政棟北西側の来庁者駐車場のうち南側には約120台収容の立体駐車場を26・27年度で新築する。議会棟は1階北西側に26・27年度で増築し、行政棟は北端に地下2階地上6階建ての増築棟を26-28年度で建設する。28-30年度には既存庁舎の2フロア程度ごとの改修と外構などの工事を進める。

 1階は総合窓口・ワンストップ化させる。OAフロア化により座席配置の自由度も高める。石綿(アスベスト)存置や大規模天井脱落対策などの既存不適格は解消する。省エネルギー化や再生エネルギー化、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化などにも配慮した計画とする。

 総事業費の内訳は既存庁舎改修が約62億円、行政棟の増築棟が約23億円、議会棟増築が約1億5000万円、仮設庁舎が約5億4000万円、立体駐車場が約4億円、情報設備が約10億円、その他(設計委託、外構工事など)が約11億8000万円。

 

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