代替滑走路に着工/中部空港会社が式典 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

中部・北陸

代替滑走路に着工/中部空港会社が式典

鍬入れ
 中部国際空港会社は22日、愛知県常滑市の同空港で中部国際空港代替滑走路事業着工式典を開いた。犬塚力社長や中野洋昌国土交通相、大村秀章愛知県知事ら約60人が出席し、工事の安全を祈った。施工は大林組が担当する。
 あいさつに立った犬塚社長は「滑走路が1本しかないことで、メンテナンス作業が難しく、トラブル発生時は航空機の運航に支障が出る。代替滑走路の整備により、完全な24時間運用の空港となり、中部地域の玄関口としての期待に応えてきたい」と述べた。
 代替滑走路の長さは3290m。空港の現滑走路から210m離れた既設のA平行誘導路を転用する。完全24時間運用の実現や現滑走路の大規模補修などの課題に対応する。2028年3月31日の供用を目指す。