野原グループは26日、ウクライナ紛争から逃れてきた避難民を就労支援しようと、大阪市で無料のBIM講座を開いた=写真。同社傘下でBIM人材の派遣業を営むBA-plus(東京都新宿区、塩谷元宏社長)が主催し、資金はウクライナ学生支援会の寄付で賄った。10人の避難民女性はオートデスク社のBIMソフト「Revit」の基本的な操作を学んだ。
首都キーウ出身で、大学では応用数学を学んでいたイリーナ・ドヴガルさんは「BIM技術は設計の重要なツールになる」と話した。ロシア国境で東部激戦地の一つハルキウ州出身のユリア・ハイエヴスカさんは、戦争終結後の再建を見据え、「破壊された都市を復興する」と力を込めた。