【教職員が思い一つに】
日本初、プロの建築職人育成学校となる「匠の学舎」の2代目理事長に就任した。「学校を立ち上げた白川勝前理事長(現相談役)の志は高く、重責に身が引き締まる」と語る。香川県庁時代は土木部長を務めるなどして建設業界への理解は深いが、教育現場は初めて。「不安はあるが、生徒に全力でぶつかっていく」と胸の内を明かす。「白川相談役が9年間かけて築き上げてきたものをしっかり継承していく。その中で組織の活性化も必要になる」という。
教員陣は、工業高校の元教師もいれば、1級建築士も在籍している。「生徒を指導するには、教職員が思いを一つにしなければいけない。それには何よりも情報共有が大切になる。事実を認識し、同じ対応を取らなければ、生徒や保護者は混乱する」とコミュニケーションを取る。
香川県琴平町に校舎を構える同校は、県認定の職業訓練校。1年生で建築業15業種を全て経験し、2、3年生では自分に合った業種の実習を受ける。このカリキュラムに衝撃を受けたという。「誰もが思いつくかもしれないが、実際に行動に移したのは日本でここだけ」と胸を張る。地元協力企業が現場研修先となって生徒を受け入れ、卒業後は研修先に100%就職できる。「当初20社程度だったが、今では53社まで増えている。協力企業あっての学校だ」と感謝を忘れない。
(にしかわ・ひでき)
1985年3月徳島大工学部土木工学科卒後、同年4月香川県庁入庁。土木部長、香川県環境保全公社理事長などを経て、4月から現職。趣味はゴルフとウオーキング。香川県出身、62歳。
日本初、プロの建築職人育成学校となる「匠の学舎」の2代目理事長に就任した。「学校を立ち上げた白川勝前理事長(現相談役)の志は高く、重責に身が引き締まる」と語る。香川県庁時代は土木部長を務めるなどして建設業界への理解は深いが、教育現場は初めて。「不安はあるが、生徒に全力でぶつかっていく」と胸の内を明かす。「白川相談役が9年間かけて築き上げてきたものをしっかり継承していく。その中で組織の活性化も必要になる」という。
教員陣は、工業高校の元教師もいれば、1級建築士も在籍している。「生徒を指導するには、教職員が思いを一つにしなければいけない。それには何よりも情報共有が大切になる。事実を認識し、同じ対応を取らなければ、生徒や保護者は混乱する」とコミュニケーションを取る。
香川県琴平町に校舎を構える同校は、県認定の職業訓練校。1年生で建築業15業種を全て経験し、2、3年生では自分に合った業種の実習を受ける。このカリキュラムに衝撃を受けたという。「誰もが思いつくかもしれないが、実際に行動に移したのは日本でここだけ」と胸を張る。地元協力企業が現場研修先となって生徒を受け入れ、卒業後は研修先に100%就職できる。「当初20社程度だったが、今では53社まで増えている。協力企業あっての学校だ」と感謝を忘れない。
(にしかわ・ひでき)
1985年3月徳島大工学部土木工学科卒後、同年4月香川県庁入庁。土木部長、香川県環境保全公社理事長などを経て、4月から現職。趣味はゴルフとウオーキング。香川県出身、62歳。