伊藤組土建・萩原建設JVに/役場周辺ZEC化改修/北海道鹿追町 | 建設通信新聞Digital

6月5日 木曜日

北海道・東北

伊藤組土建・萩原建設JVに/役場周辺ZEC化改修/北海道鹿追町

 鹿追町は、公募型プロポーザル方式を実施した、DB(設計施工一括)方式を採用する「役場周辺エリアZEC(ゼロ・エネルギー・コミュニティー)化改修等事業」の最優秀提案者に、伊藤組土建・萩原建設工業特定JVを選んだ。6月中旬に仮契約を結ぶ予定だ。
 業務は、公共施設群が集中する役場周辺エリアで、既存の自営線ネットワークを拡張し、再生可能エネルギーの最大導入を推進するとともに、公共施設の省エネルギー化改修を実施し、脱炭素化を進める。提案上限額(税込み)は41億3507万6000円。
 対象となるのは、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化・省エネ化改修がトリムセンター、神田日勝記念美術館、町民ホール、健康温水プール、太陽光パネルの設置が西サイトの計5施設。
 プロポーザル評価委員会の審査総評によると、町民に対するPRや、ZEB化・高効率機器改修の工期短縮の工夫、施設利用者や周辺住民への配慮などの提案が、加点審査で高い評価を得たとしている。
 履行期限は2028年3月末。事業のアドバイザリー業務は、パシフィックコンサルタンツが担当した。