福岡県直方市は、ＪＲ福北ゆたか線と新幹線が交差する植木地区への新幹線新駅設置の実現可能性などの調査支援業務を九州経済調査協会と随意契約した。同市と近隣の２市２町（宗像市、宮若市、鞍手町、小竹町）で構成する「県北中央域の地域振興・新幹線新駅設置の実現に向けた期成会」の２０２６年３月設立に向けた関連資料をまとめる。履行期限は２６年３月３１日。
　新駅の候補地は、ＪＲ小倉駅と博多駅の間で、データセンターの候補地として県が造成を始めた直方・鞍手産業団地や九州自動車道鞍手ＩＣと近接している。
　経済動向や周辺地域の状況分析、利用者数、企業活動への影響、経済効果、ステークホルダーの意向調査などを調査する。調査期間は３、４年程度を想定し、２５年度業務は経済動向や状況分析、ステークホルダーの意向調査、国内外の新駅設置事例などを調べるほか、３月に設置した期成会準備会の支援を担当する。