見坂氏が日建連、全建に当選報告/スピード感持ち課題解決 | 建設通信新聞Digital

7月23日 水曜日

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見坂氏が日建連、全建に当選報告/スピード感持ち課題解決

見坂氏の活躍に期待を寄せる 宮本日建連会長(左)   
今井全建会長(右)
 20日に投開票された参院選の比例代表に自民党から立候補し、21万8072票を獲得して初当選を果たした見坂茂範氏が22日、東京・八丁堀の東京建設会館を訪れ、日本建設業連合会と全国建設業協会に当選報告し、今後の抱負などを語った。 =関連2面
 見坂氏は「思った以上に厳しい選挙で不安もあったが、建設産業界の皆さんの多大なる支援のおかげで、無事当選することができた。業界はさまざまな課題を抱えており、政治の力を求めている。スピード感を持って、課題を一つひとつ解決していきたい。仕事の量の確保と働く人の処遇改善につながる政策を次々と打っていく」と表明した。
 日建連の宮本洋一会長は「持続可能な建設産業の実現に向けて、防災・減災、国土強靱化や経済成長につながるインフラ整備の推進に積極的に取り組んでいただくとともに、建設業界の新たな代表として、政府と業界をつなぐパイプ役としての活躍を大いに期待している」と話した。
 全建の今井雅則会長は、国土強靱化関係予算の毎年の積み上げや、建設業の実情に合った時間外労働上限規制の改善、i-ConstructionをAI(人工知能)化した『AI-Construction』の推進などを要望した上で、「われわれも建設産業が憧れられる産業となるようさまざまな取り組みを継続、強化していく。連携を一層密にして一緒に建設業を元気にしていこう」と呼び掛けた。
 建設産業界の職域代表として日建連、全建をはじめとする多くの建設業団体などが推薦した見坂氏は、自民党内5位で当選。二つの特定枠を除くと実質3位の上位当選となった。