JR東海が進めるリニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の建設工事が本格化する中、隣接する第二首都圏トンネル新設工事でも名古屋方面に掘削するシールド機の組み立て工事が始まった。資材運搬の超大型クレーンが稼働する現場は5日、報道公開されるとともに、地元の橋本小学校の児童を対象とした先行見学会も開かれた。
同駅は、県立相原高校跡地(相模原市緑区橋本2-1ほか)を中心に、国道16号と交差する大規模地下函体(かんたい)を、奥村組・東急建設・京王建設JVの施工で整備する。
規模は、総延長約680m、最大幅約50m、深さ約30mとなる。地下3層に分かれた構造で、ホーム2面、線路4線を設置する。大部分は開削工事で構築するが、国道16号との交差部分70mは分岐設置のため、URT工法で大断面トンネルを構築する。
これまでに深さ約30mまで掘削を完了し、底部から鉄筋を組み立て、コンクリートを打設して段階的に駅の構造物を構築している。
工事の完了時期について、吉川太郎中央新幹線建設部担当課長は「リニア全線の開業時期も関係するためはっきりとは断言できない。全体の進捗(しんちょく)を考慮しながら、見直す必要があれば対応したい」と話す。
第二首都圏トンネル新設工事では、神奈川県駅の西端部を起点とし、名古屋方面に相模川左岸まで約3.6㎞を掘削する。施工は奥村組・東急建設・日本国土開発JVが担当する。掘削するシールド機外径・長さともに約14mとなる。
資材を運搬する2機の超大型クレーンには、恐竜のイラストがラッピングされた。地域住民の応募により、750tクレーンは「リーニアス」、350tクレーンは「ハシロン」と名付けられた。
吉川氏は「順調に進めば今年度末にシールド機の組み立てが終わる。その後、発進に必要な設備の準備や関係者などとの調整が終わり次第、掘削を進める」としている。
同駅は、県立相原高校跡地(相模原市緑区橋本2-1ほか)を中心に、国道16号と交差する大規模地下函体(かんたい)を、奥村組・東急建設・京王建設JVの施工で整備する。
規模は、総延長約680m、最大幅約50m、深さ約30mとなる。地下3層に分かれた構造で、ホーム2面、線路4線を設置する。大部分は開削工事で構築するが、国道16号との交差部分70mは分岐設置のため、URT工法で大断面トンネルを構築する。
これまでに深さ約30mまで掘削を完了し、底部から鉄筋を組み立て、コンクリートを打設して段階的に駅の構造物を構築している。
工事の完了時期について、吉川太郎中央新幹線建設部担当課長は「リニア全線の開業時期も関係するためはっきりとは断言できない。全体の進捗(しんちょく)を考慮しながら、見直す必要があれば対応したい」と話す。
第二首都圏トンネル新設工事では、神奈川県駅の西端部を起点とし、名古屋方面に相模川左岸まで約3.6㎞を掘削する。施工は奥村組・東急建設・日本国土開発JVが担当する。掘削するシールド機外径・長さともに約14mとなる。
資材を運搬する2機の超大型クレーンには、恐竜のイラストがラッピングされた。地域住民の応募により、750tクレーンは「リーニアス」、350tクレーンは「ハシロン」と名付けられた。
吉川氏は「順調に進めば今年度末にシールド機の組み立てが終わる。その後、発進に必要な設備の準備や関係者などとの調整が終わり次第、掘削を進める」としている。