愛知県/元常滑高校敷地に決定/美術品等共同収蔵庫候補地 | 建設通信新聞Digital

7月23日 水曜日

中部・北陸

愛知県/元常滑高校敷地に決定/美術品等共同収蔵庫候補地

 愛知県県民文化局は、県美術館(名古屋市)と県陶磁美術館(瀬戸市)、県立芸術大学(長久手市)の美術品などの共同収蔵庫の整備候補地を、常滑市奥栄町1-168ほかの元県立常滑高校敷地に決めた。敷地面積は5万9043㎡、標高は約20m。県によると、共同収蔵庫の整備は全国初という。
 12月ごろに事業手法や収蔵庫の規模などを盛り込んだ整備推進計画を公表する。策定支援業務はPwCアドバリザリーに委託している。2030年度の完成を目標に、収蔵環境の一部公開機能を付与するなど整備内容を検討している。
 当初は、県農業総合試験場学生寮跡地(長久手市岩作三ケ峯1-1)を建設候補地としていたが、必要な施設規模を確保するためには敷地の広さなどの課題を抱えていたため再検討した。
 25年4月1日現在の所蔵作品数は、県美術館が約9100件、県陶磁美術館が約8800件、県立芸術大学は約1900件。共同収蔵庫には所蔵作品の一部を移す。