国立環境研/山下設計に決まる/新研究本館の実施設計 | 建設通信新聞Digital

7月26日 土曜日

関東・甲信越

国立環境研/山下設計に決まる/新研究本館の実施設計

 国立環境研究所は、WTO対象となる「令和7年度国立研究開発法人国立環境研究所新研究本館新築実施設計等業務」を一般競争入札した結果、4億2000万円(税別)の山下設計に決めた。参加は同者のみ。
 業務内容は、新研究本館の建築(構造含む)や設備、外構などの実施設計。基本設計の見直しも担う。履行期間は2026年3月31日まで。履行場所は国立環境研究所(茨城県つくば市小野川16-2、敷地23万0639㎡)。
 新研究本館の建設費は約100億円と試算した。新施設はRC造7階建て延べ1万3601㎡の高層棟とRC一部木造2階建て延べ2240㎡の低層棟などで構成し、建設工期は27.5カ月を見込む。
 「つくば本講キャンパスマスタープラン」(17年3月作成)で掲げた脱炭素・循環・共生の理念の下、23年3月に策定した新研究本館建設基本計画書を早期に具体化し、国立環境研究所の事業継続性の確保、脱炭素化、レジリエンスの向上などを実現するために建設する。
 「令和5年度国立研究開発法人国立環境研究所新研究本館新築基本設計業務」も、山下設計が担当した。