東京都都市整備局は、外濠再生に向けて施設整備方針や導水ルート、導水管渠の施工方法を検討する。「外濠の水辺再生に向けた検討業務委託」を希望制指名競争入札した結果、1940万円(税別)で建設技術研究所に決めた。ほかに建設環境研究所、基礎地盤コンサルタンツ、セントラルコンサルタントの計4者が申し込み、セントラルコンサルタントは辞退した。
対象範囲は、市ヶ谷濠、新見附濠、牛込濠やこれに関連する導水ルート。業務では水質改善による外濠再生のための実施計画案を検討するほか、施設維持管理のための関係者協議資料作成を作成する。
実施計画案には、導水ルートの具体計画や施設整備ステップ、水源の選定条件とその導水量などを盛り込む。導水ポンプ所、導水管渠、吐口の設置場所や機能、技術的仕様、施工方法なども示すほか、事業期間や概算事業費、設備故障や河床・法面の変動などの想定リスクとその軽減策も合わせて検討する。履行期間は2026年3月27日まで。
旧江戸城の名残を残す外濠は高い歴史的価値を持つ一方、アオコの大量発生などの課題を抱える。都は22年の「外濠浄化に向けた基本計画」で導水路を新設し、玉川上流水再生センターから下水再生水、秋ヶ瀬取水堰から荒川河川水をそれぞれ導水することで濠水を入れ替え、アオコの発生を抑制するとした。30年半ばに施設整備完了を目指す考え。
24年の「外濠の水辺再生に向けた検討業務委託」は同者が、23年の「外濠の水辺再生に向けた調査委託」は水圏科学コンサルタントが受託している。
対象範囲は、市ヶ谷濠、新見附濠、牛込濠やこれに関連する導水ルート。業務では水質改善による外濠再生のための実施計画案を検討するほか、施設維持管理のための関係者協議資料作成を作成する。
実施計画案には、導水ルートの具体計画や施設整備ステップ、水源の選定条件とその導水量などを盛り込む。導水ポンプ所、導水管渠、吐口の設置場所や機能、技術的仕様、施工方法なども示すほか、事業期間や概算事業費、設備故障や河床・法面の変動などの想定リスクとその軽減策も合わせて検討する。履行期間は2026年3月27日まで。
旧江戸城の名残を残す外濠は高い歴史的価値を持つ一方、アオコの大量発生などの課題を抱える。都は22年の「外濠浄化に向けた基本計画」で導水路を新設し、玉川上流水再生センターから下水再生水、秋ヶ瀬取水堰から荒川河川水をそれぞれ導水することで濠水を入れ替え、アオコの発生を抑制するとした。30年半ばに施設整備完了を目指す考え。
24年の「外濠の水辺再生に向けた検討業務委託」は同者が、23年の「外濠の水辺再生に向けた調査委託」は水圏科学コンサルタントが受託している。