茨城県五霞町庁舎複合化/9月にも設計公告/建設地は公民館隣接地 | 建設通信新聞Digital

8月7日 木曜日

関東・甲信越

茨城県五霞町庁舎複合化/9月にも設計公告/建設地は公民館隣接地

 茨城県五霞町は、2024年4月に策定した庁舎複合化基本計画を改定した。商業施設を誘致するため、建設地は現在の中央公民館敷地から同敷地の隣接地に変更した。今後は、9月にも設計業務の公募型プロポーザルを公告し、今年中に選定する。26年1月から基本設計、7月から実施設計を進め、27年7月に着工する。29年10月の供用開始を目指す。
 当初の建設地だった中央公民館敷地に商業施設を誘致する。既存の中央公民館は早期に解体し、敷地内の平地林は全て伐採する。
 新庁舎の規模はRC造2階建て延べ4805㎡。既存の役場庁舎と中央公民館を複合化し、整備手法には従来方式を採用する。
 建築面積は2800㎡。建設地は小福田147-1ほか。中央公民館敷地とその南側の隣接地を合わせた市街化調整区域内の土地約1.69haとなる。
 新施設は、茨城県産材の木材を利用して木質化するほか、LCEM(ライフ・サイクル・エネルギー・マネジメント)手法を導入する。自然エネルギーなどを利用し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready相当以上の建物とする。
 複合庁舎建設の概算事業費は46億9780万円(税込み、以下同)と試算した。このうち、設計には2億5400万円、本体工事には31億3400万円、外構工事に9億8400万円を見込む。
 令和5年度五霞町庁舎複合化基本計画策定支援業務委託は三上建築事務所、民間活力導入可能性調査は福山コンサルタントが担当した。