千葉県睦沢町は、「睦沢町立睦沢中学校校舎建設事業基本計画案」を公表した。既存の睦沢中学校敷地内に、ＤＢ（設計施工一括）方式でＲＣ造３階建て延べ３３６０㎡の新校舎を建設する。概算事業費は最大約４３億円（税込み、以下同）と試算した。１０月８日からパブリックコメントを実施しており、２０２５年度内の計画策定を目指す。
　２６年４月にＤＢ方式で事業者を公募する。優先交渉権者を決定後、同年１０月の事業契約を予定している。
　概算事業費は、ＤＢ事業者を選定する公告時点（２６年４月）と着工時点（２７年１０月）、校舎解体・外構工事着手時点（２９年４月）を、それぞれ試算した。公告時点は３９億３３２１万１０００円、着工時点は４２億２１１９万９０００円、校舎解体・外構工事着手時点は４２億７８１０万４０００円を見込む。
　新校舎は普通教室６室、特別支援学級２室、特別教室、管理諸室、共用部などで構成する。
　ＺＥＢ（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）Ｏｒｉｅｎｔｅｄ相当以上の省エネルギー化を目指すが、延べ床面積の規定を満たしていないため、認証は取得しない。
　建設地は睦沢町上市場１５００。将来的には、こども園や小学校の機能を備えた一貫教育の整備も見据えている。
　「睦沢町立睦沢中学校校舎建設事業基本計画策定及び事業者選定アドバイザリー業務委託」は、建設技術研究所が担当している。