27年度にWTOで公告/中央区の小学校新設計画/大阪市 | 建設通信新聞Digital

11月20日 木曜日

関西

27年度にWTOで公告/中央区の小学校新設計画/大阪市

 大阪市は、中央区に新設を計画している小学校の建設工事について、2027年度にWTO対象として一般競争入札を公告する考えだ。同年度中に施工者を決め、着工する見込み。30年度中の完成と31年度の開校を目指している。現在、綜企画設計で設計を進めている。業務期間は27年1月ごろまで。
 校舎の想定規模はSRC造7階建て延べ1万0720㎡。学級数は16学級。校舎には普通教室(16室)、特別支援教室(6室)、通級教室(1室)特別教室(7室)、管理諸室、体育館プール、給食室、運動場(地上・屋上)などを配置する。
 概算事業費は59億8400万円。内訳は、設計費が2億9900万円、工事費が56億8500万円。維持管理費は年間2500万円を見込む。
 建設地は中央区南船場1-12-16ほか(元市立南高校グラウンド敷地)の面積4211㎡。
 新小学校は、開平小学校(中央区内今橋1-5-7)の児童数急増に伴い、設置する。中央区内ではタワーマンションの開発が相次いでおり、児童数が増加している。開平小学校では特別教室を普通教室に転用しても31年度には教室の不足が発生する見込みだが、現在の敷地が狭く、増築などの対応ができないといった課題がある。
 開平小学校の児童数は24年5月1日時点で約427人。14年5月1日時点では124人であり、10年間で3倍以上となっている。