3月までに基本構想/横手市のシン・十文字拠点 | 建設通信新聞Digital

8月18日 月曜日

北海道・東北

3月までに基本構想/横手市のシン・十文字拠点

 秋田県横手市は、旧十文字第一小学校周辺利活用事業となる「シン・十文字拠点」の基本構想を2026年3月までに策定する。全6回の委員会(委員長・白木智昭秋田大教授)を開き、方向性やコンセプト、導入機能などをまとめる。26年度に整備施設やゾーニング、概算事業費、事業手法、スケジュールなどを盛り込んだ基本計画を策定する。27年度から各種調査や設計などに着手する予定だ。
 十文字地域中心部は、市の都市計画マスタープランで副拠点に位置付けており、この中にある旧十文字第一小学校や旧十文字センターなどの跡地の利活用策を検討している。
 検討対象エリアはA地区(旧十文字第一小学校)が約1万9600㎡、B地区(旧横手市消防十文字分署など)は3600平方m、C地区(B&G海洋センターなど)1万3100㎡、D地区(旧十文字文化センター跡地など)1万3700㎡。
 20年度にサウンディング(対話)型市場調査を実施したものの、提案を不採用とした。その上で「子育て世代を中心に多世代が集まる憩いの場を核としたにぎわいの拠点」としての検討を始めた。23年度に県立高校統合校の建設候補地に挙がったため、検討を一時中断。統合校が別の場所に決まったことから、検討を再開した。