取手駅西口A街区再開発/フージャースが参画/施設規模2.8万㎡に縮小 | 建設通信新聞Digital

8月24日 日曜日

関東・甲信越

取手駅西口A街区再開発/フージャースが参画/施設規模2.8万㎡に縮小

 取手駅西口A街区地区市街地再開発準備組合(茨城県取手市)が計画する同地区第一種市街地再開発事業に、新たな事業協力者としてフージャースコーポレーションが参画することが明らかとなった。8月8日に事業協力協定を締結済み。施設規模はこれまでの延べ約3万0800㎡から延べ約2万8200㎡に縮小する。
 事業を巡っては、建築工事コストの高騰などが理由で、これまで事業協力者を務めていた大京と戸田建設が事業協力協定の解約を同再開発準備組合に申し出た。大京は5月26日付で、準備組合の事務局を担当していた戸田建設は7月31日付で解約となった。
 さらに一部の地権者が事業への不参加を表明したことから、施行予定区域が変更する見込みとなり、都市計画手続きが停止していた。
 準備組合は8月8日、新たな施行予定区域での施設計画をまとめたことから、市に対して都市計画手続きの再開を申し入れた。整備する再開発施設の規模は、21階建て総延べ2万8200㎡。専有面積約5000㎡で、店舗・公共・駐車場を備える非住宅棟と、専有面積約1万8000㎡で計画戸数約250戸の住宅棟、駐車場棟で構成する。概算事業費は約187億円。
 事業スケジュールでは、2025年度の都市計画決定、26年度の組合設立(事業認可)、27年度の権利変換計画認可を経て、28年度に着工する。31年度の完成を目指す。
 施行区域は、西口駅前広場に面する新町2丁目の一部約0.5ha。