横浜市は9月8日、「神奈川処理区エキサイトよこはま龍宮橋雨水幹線下水道整備工事(その4)シールドマシン」の発進式を神奈川区の幸ヶ谷集会所で開いた。横浜駅周辺の治水安全度を30年に1回の降雨に対応させるために雨水幹線を整備する。平原敏英副市長やシールドマシンの愛称を命名した幸ヶ谷小学校児童らが参加し、シールドマシンの発進ボタンを押した=写真。施工は大成建設・大豊建設・中鉢建設JVが担当。2026年12月の掘削完了を目指す。
平原副市長は冒頭、「エキサイトよこはま22に基づき横浜駅周辺の防災力を高めるため、30年に1度、1時間で82mmの雨が降っても対応できるようにすることを目標としている。今回の工事では、浸水対策の中核となる雨水幹線を整備する。横浜駅の地下街、あるいは道路の冠水リスクを大きく減らし、市民の日々の安全安心をさらに向上させる施設となる」と事業の意義を強調した。
その上で、「これから工事は最も重要なシールドマシンの掘削を進める。横浜市と大成・大豊・中鉢JVをはじめとする関係者が一丸となって安全を最優先に、一日も早い竣工を目指していく」と力を込めた。
来賓として国土交通省水管理・国土保全局下水道事業課の田本典秀企画専門官は、20年度に創設した補助制度である「大規模雨水処理施設整備事業」を活用し工事が進められることを紹介した上で、「地下60mの深い場所に3.75mの大きな雨水管を整備する。横浜駅周辺の安全度向上につながることを期待する」と述べた。国土強靱化実施中期計画にも触れ「下水道の施策もたくさん位置付けられている。安全・安心につながる事業をしっかり支援できるよう取り組んでいきたい」と語った。
続いて、シールドマシンの愛称が「ドリルン」に決まったことが発表された。工事基地に近接する幸ヶ谷小学校の児童が命名した。児童たちは「まちのみんなが親しみを持ってほしいと思い命名した」と述べた。
大成JVの原信行作業所長は施工に当たり、「深さ60mのため水圧が高い。安全第一で気を抜くことなく、工事を進める」と意気込みを語った。
計画では、横浜駅周辺約140haの浸水対策として、2機のシールドマシンを使い延長約5000mの雨水幹線を整備する。今回発進した1号機は泥水式シールドマシンで、規模は外径4.34m、長さ7.50m、重量140t。神奈川公園から岡野公園までの約3800mを掘削する。その後、神奈川公園から東高島ポンプ場までの掘削を進め、30年度の全体完成を目指す。
工事場所は、西区岡野2-9-1から神奈川区星野町5地先。
平原副市長は冒頭、「エキサイトよこはま22に基づき横浜駅周辺の防災力を高めるため、30年に1度、1時間で82mmの雨が降っても対応できるようにすることを目標としている。今回の工事では、浸水対策の中核となる雨水幹線を整備する。横浜駅の地下街、あるいは道路の冠水リスクを大きく減らし、市民の日々の安全安心をさらに向上させる施設となる」と事業の意義を強調した。
その上で、「これから工事は最も重要なシールドマシンの掘削を進める。横浜市と大成・大豊・中鉢JVをはじめとする関係者が一丸となって安全を最優先に、一日も早い竣工を目指していく」と力を込めた。
来賓として国土交通省水管理・国土保全局下水道事業課の田本典秀企画専門官は、20年度に創設した補助制度である「大規模雨水処理施設整備事業」を活用し工事が進められることを紹介した上で、「地下60mの深い場所に3.75mの大きな雨水管を整備する。横浜駅周辺の安全度向上につながることを期待する」と述べた。国土強靱化実施中期計画にも触れ「下水道の施策もたくさん位置付けられている。安全・安心につながる事業をしっかり支援できるよう取り組んでいきたい」と語った。
続いて、シールドマシンの愛称が「ドリルン」に決まったことが発表された。工事基地に近接する幸ヶ谷小学校の児童が命名した。児童たちは「まちのみんなが親しみを持ってほしいと思い命名した」と述べた。
大成JVの原信行作業所長は施工に当たり、「深さ60mのため水圧が高い。安全第一で気を抜くことなく、工事を進める」と意気込みを語った。
計画では、横浜駅周辺約140haの浸水対策として、2機のシールドマシンを使い延長約5000mの雨水幹線を整備する。今回発進した1号機は泥水式シールドマシンで、規模は外径4.34m、長さ7.50m、重量140t。神奈川公園から岡野公園までの約3800mを掘削する。その後、神奈川公園から東高島ポンプ場までの掘削を進め、30年度の全体完成を目指す。
工事場所は、西区岡野2-9-1から神奈川区星野町5地先。