立石駅北口再開発が着工/東西街区に区役所など/施工は鹿島JVら | 建設通信新聞Digital

11月5日 水曜日

関東・甲信越

立石駅北口再開発が着工/東西街区に区役所など/施工は鹿島JVら

完成イメージ
 立石駅北口地区市街地再開発組合は、東京都葛飾区で実施する「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業」の東西街区新築工事に1日から着手した。東街区は葛飾区役所などを中心とした業務棟、西街区に住宅や商業施設が入る住宅棟などを整備する。2029年度の完成を目指す。
 所在地は、葛飾区立石4ほかの敷地約2.2ha。京成押上線京成立石駅前の商業地として発展してきたが、道路の狭さや老朽化した木造建物などの密集による防災性や居住環境が課題だった。そこで、1996年度に「立石駅北口地区再開発研究会」が発足し、2007年度には「立石駅北口地区市街地再開発準備組合」が設立され、検討を進めてきた。17年度に都市計画決定、21年度に再開発組合が設立され、23年度に権利変換計画が認可された。
 東街区の約4660㎡に、地下3階地上14階建て延べ約4万1490㎡、高さ約75mで、庁舎、店舗、公益的施設などが入る業務棟を整備する。西街区の約7130㎡には、地下2階地上36階建て延べ約8万2170㎡、高さ約125mで、住戸数710戸の住宅や店舗などがある住宅棟を建設する。また、約3410㎡に交通広場を整備する。
 設計・監理は、東街区が日本設計、西街区は三井住友建設、交通広場はトーニチコンサルタントが担当する。施工は、東西街区が鹿島・三井住友建設JV、交通広場が鹿島。
 参加組合員として東京建物、旭化成ホームズ、首都圏不燃建築公社が参画している。