北海道開発局旭川開発建設部は１２日、ＷＴＯ対象となる国道４５２号美瑛町台ノ下山トンネル工事の一般競争入札を公告する。段階的選抜方式を適用し、申請書を１０月７日まで受け付ける。１次審査結果の通知は１１月６日。２次審査に関する書面と見積書の提出は、７日から１２月１８日まで。２０２６年２月２５日に開札する。施工体制確認型総合評価落札方式（技術提案評価型Ｓ型）の試行となる。
　参加資格は、一般土木の単体か特定ＪＶ。単体とＪＶ代表者は、経営事項評価点数が１１５０点以上であること。１０年度以降、同一工事でＮＡＴＭによるトンネル内空断面積（覆工後の内空断面積）４０㎡以上、トンネル施工延長１４００ｍ以上、土かぶり２０ｍ以上の要件を満たす工事の元請け施工実績を求める。
　ＪＶ代表者以外の構成員は経営事項評価点数が１０００点以上とし、ＮＡＴＭによるトンネル施工延長３００ｍ以上の工事とする。
　概要は、工事延長２２００ｍ、トンネル延長１９１８ｍ、幅員９.７ｍ、内空断面積４８.９㎡、掘削工（ＮＡＴＭ、発破掘削）１９０８ｍ。
　使用する主な資機材は、吹き付けコンクリート１万１０００m3、鋼製支保工８７０ｔ、ロックボルト１万５０００本、コンクリート２万０９００m3（坑門工含む）、鉄筋１６０ｔ、凍結防止工（断熱材）３７８０㎡。工期は３０年２月２８日まで。工事場所は美瑛町。