11月26-28日参加受付/豊岡町複合施設再編BTO/予定価格は約190億円/横浜市 | 建設通信新聞Digital

9月28日 日曜日

関東・甲信越

11月26-28日参加受付/豊岡町複合施設再編BTO/予定価格は約190億円/横浜市

 横浜市は9月24日、PFI事業のBTO(建設・譲渡・運営)方式を採用する「(仮称)豊岡町複合施設再編整備事業」の総合評価一般競争入札を公告した。WTO対象となる。小学校や保育園、図書館などで構成する延べ約1万5000㎡の複合施設を整備する。参加資格申請書は11月26日から28日まで受け付ける。12月から2026年3月まで申請者との対話を実施し、4月27日まで入札・提案書を受け付ける。審査委員会の審査を経て同年7月に落札者を決定・公表する予定だ。予定価格は189億9606万円(税込み)。
 参加形態は、設計、建設、工事監理、維持管理、運営を担う複数企業により構成するグループ。参加資格は、設計企業が延べ1万㎡以上の複合施設、延べ5000㎡以上の小・中学校、延べ3000㎡以上の図書館の基本・実施設計の履行実績があること。建設企業は、建築一式1200点以上で、延べ1万㎡以上の公共施設と延べ5000㎡以上の小・中学校の新築・改築工事の施工実績があること。
 業務内容は、複合施設整備に向けた統括管理、設計、建設、工事監理、開業準備、維持管理、運営とする。30年7月31日までに設計・建設を完了させ、小学校エリアは同年8月27日、その他のエリアは10月1日の供用開始を目指す。事業期間は、47年3月末まで。
 想定施設規模は、小学校エリア(放課後キッズエリアを含む)が延べ7610㎡、保育所エリアが延べ1280㎡、市民利用施設エリア(図書館、区民活動センター、地域子育て支援拠点)が延べ5540㎡、体育館棟が延べ約1100㎡。グラウンドは約3800㎡を確保する。駐輪場や駐車場の規模は、事業者提案により決定する。施設は、省エネルギーの徹底、温室効果ガスの排出抑制、再生可能エネルギーの導入などを進め、CASBEE横浜(横浜市建築物環境配慮制度)Aランクの取得を目指す。
 PFI事業とは別に、敷地内の一部で定期借地権を設定してプール機能を持つ民間棟を整備する。30年度内に事業者を募集し、34年度の供用開始を目指す。
 建設地は、鶴見区豊岡町27-1の敷地9720㎡。