横浜市は、PFI事業のBTO(建設・譲渡・運営)方式を採用する「(仮称)豊岡町複合施設再編整備事業」を特定事業に選定することを決めた。7月に開いたPFI委員会の結果、従来手法と比較して約2.5%の財政負担額削減が見込まれると評価した。小学校や保育園、図書館などで構成する延べ約1万5000㎡の複合施設を整備する。9月中にも総合評価一般競争入札を公告する予定だ。予定価格は入札公告時に公表するが、2025年度予算には債務負担行為限度額としては190億円を設定している。
16日の横浜士会こども青少年・教育委員会で報告した。
3月に実施方針を公表し、6月に事業への参画意欲がある事業者など14者を対象に意見を聴取した。その結果、設計・施工および開業準備期間を十分に確保してほしいとの意見があったため、施設の完成時期を30年3月から7月に約4カ月延期した。
特定事業の選定に当たっては、財政負担額の削減に加えて、▽一括発注による効率的な事業の実施▽利用者に対するサービス水準の向上▽リスク分担の明確化による安定的・長期的な事業運営の実現--の3点が期待できるとした。
入札概要案によると、事業内容は、(仮称)豊岡町複合施設の設計、建設、工事監理、開業準備、維持管理、運営。想定規模は、豊岡小学校が延べ約8700㎡、鶴見保育園が延べ約900㎡、鶴見図書館が延べ約5000㎡、つるみ区民活動センターが延べ約270㎡、鶴見区地域子育て支援拠点が延べ270㎡とし、駐車場と駐輪場は事業者の提案により設定する。
9月の公告後、26年4月ごろに提案書を受け付け、PFI委員会で提案内容を評価した上で、同年7月に落札者を決定、同年12月に事業契約を締結する予定だ。事業期間は47年3月末まで。
施設の設計・建設は26年度に着手し、30年度の竣工を目指す。小学校は30年8月27日、図書館等は10月1日に供用開始する見通し。敷地内の一部に定期借地権を設定して整備予定のプール機能を持つ民間棟については、30年度内に事業者を募集し、34年度の供用開始を目指す。
建設地は、鶴見区豊岡町2-1の敷地9720㎡。
16日の横浜士会こども青少年・教育委員会で報告した。
3月に実施方針を公表し、6月に事業への参画意欲がある事業者など14者を対象に意見を聴取した。その結果、設計・施工および開業準備期間を十分に確保してほしいとの意見があったため、施設の完成時期を30年3月から7月に約4カ月延期した。
特定事業の選定に当たっては、財政負担額の削減に加えて、▽一括発注による効率的な事業の実施▽利用者に対するサービス水準の向上▽リスク分担の明確化による安定的・長期的な事業運営の実現--の3点が期待できるとした。
入札概要案によると、事業内容は、(仮称)豊岡町複合施設の設計、建設、工事監理、開業準備、維持管理、運営。想定規模は、豊岡小学校が延べ約8700㎡、鶴見保育園が延べ約900㎡、鶴見図書館が延べ約5000㎡、つるみ区民活動センターが延べ約270㎡、鶴見区地域子育て支援拠点が延べ270㎡とし、駐車場と駐輪場は事業者の提案により設定する。
9月の公告後、26年4月ごろに提案書を受け付け、PFI委員会で提案内容を評価した上で、同年7月に落札者を決定、同年12月に事業契約を締結する予定だ。事業期間は47年3月末まで。
施設の設計・建設は26年度に着手し、30年度の竣工を目指す。小学校は30年8月27日、図書館等は10月1日に供用開始する見通し。敷地内の一部に定期借地権を設定して整備予定のプール機能を持つ民間棟については、30年度内に事業者を募集し、34年度の供用開始を目指す。
建設地は、鶴見区豊岡町2-1の敷地9720㎡。