駅東口に1.4万㎡複合施設/新宿区、地区計画変更で原案 | 建設通信新聞Digital

10月14日 火曜日

関東・甲信越

駅東口に1.4万㎡複合施設/新宿区、地区計画変更で原案

 新宿企業、大和ハウス工業、フジタは、東京都新宿区に延べ1万4000㎡の複合施設を建設する。計画名は「旧メトロ会館・旧セントラルホテル建替え計画」。2027年2月に着工し、29年5月の竣工を目指す。併せて、区はこの開発計画で行う公共貢献の内容などを示した地区計画変更にかかる企画提案書の提出を受け、新宿駅東口地区地区計画変更の都市計画手続きを進める方針だ。
 複合施設の規模は、S造地下1階地上16階建て延べ1万4088㎡。計画地の敷地面積は1281㎡。このうち992㎡を建築面積に充てる。主要用途は店舗、ホテル、駐輪場。低層部には、にぎわい施設として物販、飲食店舗などを設け、高層部には158室を備える宿泊施設を整備する。また、地区のにぎわい創出に寄与する約120㎡の滞留空間を整備する計画だ。
 区は、9月に事業者から「旧メトロ会館・旧セントラルホテル建替え計画」にかかる企画提案書を受理。この提案を受け、同地区の地区計画変更原案をまとめた。
 都市計画変更原案では、内藤町、新宿二丁目、新宿三丁目、新宿四丁目、新宿五丁目、歌舞伎町一丁目の18.9haについて、事業者の複合施設の整備に伴い、企画提案のあった敷地をB地区と定め、B地区を除く区域をA地区とした。地区全体で用途の制限や壁面位置の制限などを定めた。
 今後のスケジュールは、15日から地区計画の変更原案を縦覧し、意見書は16日から受け付ける。26年1月に地区計画の変更案を決定し、4月の都市計画決定を目指す。