三重県工業研究所/本所・連携総合拠点など設計/第3四半期に提案競技 | 建設通信新聞Digital

11月26日 水曜日

中部・北陸

三重県工業研究所/本所・連携総合拠点など設計/第3四半期に提案競技

 三重県は、「県工業研究所本所・連携の総合拠点 (仮称)」と「津高等技術学校(仮称)」の一体整備工事を計画している。 2025年度第3四半期にWTO対象となる基本・実施設計業者選定の公募型プロポーザルを公告する予定だ。
 概要は、本所・連携の総合拠点の本部棟、実験棟、連携棟など(総延べ床面積約7200㎡)と津高等技術学校の管理棟、実験棟など(同1万1200㎡)の新築と、既存施設(同7300㎡)解体の基本・実施設計。履行期間は約24カ月。場所は現本所(津市高茶屋)の敷地2万3209㎡。
 施設の老朽化や、DX(デジタルトランスフォーメーション)、CN(カーボンニュートラル)などに対応するため、桑名、四日市、津、伊賀の4市にある県工業研究所の拠点施設を四日市市と津市の2拠点に集約する。
 四日市市に整備する「ものづくりの総合拠点(仮称)」の建設地は、現窯業研究室(東阿倉川788)の敷地1万0895㎡。既存施設を解体し、本館棟(延べ床面積約6500㎡)と実験棟(同2500㎡)を整備する。
 基本計画によると、 工事費はものづくりが約68億3000万円、 本所・連携が約60億円、津高等技術学校が約92億7000万円を見込んでいる。
 基本計画策定業務は百五総合研究所が担当した。