【能登半島災害/能登復興事務所】
北陸地方整備局能登復興事務所は12日、「令和6年能登半島地震」「令和6年奥能登豪雨」で大きな被害を受けた、国道249号千枚田工区(石川県輪島市野田町~名舟町)に新設する道路の中心線を示す杭を設置した。これまでの緊急・応急復旧から本復旧へとフェーズが移行することを意味するもので、住民生活や社会経済活動への貢献、なりわい再建のさらなる加速が期待される。
同日には、名舟海岸近くの同市白米町で中心杭の設置作業を行い、坂口茂市長や地元住民のほか、県職員らも参加した=写真。
千枚田工区は、震災で大規模な地すべりが発生。その後の豪雨で被災箇所が拡大したため、現道を通行止めとし、海岸隆起で陸地となった部分に直轄権限代行で緊急復旧道路(う回路)を整備した。2024年5月から供用している。同年12月には、一般車両を含む2車線通行へと移行した。
新たに整備する国道についても隆起海岸を活用する。延長は約1200m(幅員12m)を想定。そのうち、約100mは橋梁とする。有識者らでつくる道路復旧技術検討委員会では、概算事業費として約70億-90億円を見込んでいる。
このほか、249号沿線の中屋トンネル工区、逢坂トンネル工区、大川浜工区も大規模な地すべりにより別線整備を計画。本復旧工事の着手時に千枚田工区と同様に中心杭を設置する方針だ。
北陸地方整備局能登復興事務所は12日、「令和6年能登半島地震」「令和6年奥能登豪雨」で大きな被害を受けた、国道249号千枚田工区(石川県輪島市野田町~名舟町)に新設する道路の中心線を示す杭を設置した。これまでの緊急・応急復旧から本復旧へとフェーズが移行することを意味するもので、住民生活や社会経済活動への貢献、なりわい再建のさらなる加速が期待される。
同日には、名舟海岸近くの同市白米町で中心杭の設置作業を行い、坂口茂市長や地元住民のほか、県職員らも参加した=写真。
千枚田工区は、震災で大規模な地すべりが発生。その後の豪雨で被災箇所が拡大したため、現道を通行止めとし、海岸隆起で陸地となった部分に直轄権限代行で緊急復旧道路(う回路)を整備した。2024年5月から供用している。同年12月には、一般車両を含む2車線通行へと移行した。
新たに整備する国道についても隆起海岸を活用する。延長は約1200m(幅員12m)を想定。そのうち、約100mは橋梁とする。有識者らでつくる道路復旧技術検討委員会では、概算事業費として約70億-90億円を見込んでいる。
このほか、249号沿線の中屋トンネル工区、逢坂トンネル工区、大川浜工区も大規模な地すべりにより別線整備を計画。本復旧工事の着手時に千枚田工区と同様に中心杭を設置する方針だ。













