「越谷サンシティのあり方に関する審議会」(会長=松岡拓公雄滋賀県立大名誉教授)は11月12日、埼玉県越谷市の越谷市役所で第5回会議を開き=写真、既存のホールを現行の1675席より拡大した、2000席規模のホールに建て替える案を市長への答申に盛り込む方針を決議した。
これまでの審議会では、越谷サンシティに望ましいメイン機能(ホール、アリーナ)、施設の規模、整備手法などを審議してきた。11月12日の審議会で表決をとった結果、参加委員の3分の2以上が、2000席のホールに建て替える案に挙手し、決議に至った。
ホールを建て替える場合、建築面積は約1万1000-1万3000㎡を見込む。整備費は約296億円を想定。審議会では、中心市街地活性化制度などを適用すれば、83億円の財源が確保でき、実質負担が213億円まで縮減できるとする財源試算も示された。
現在の越谷サンシティ(南越谷1-2876-1)は、市民ホール、会議室、結婚式場などの文化施設(越谷コミュニティセンター)とダイエー(現イオン南越谷店)をキーテナントとする商業施設のほか、各種サービスを備えた複合施設で構成する。築後40年以上が経過し、施設の老朽化が進んでいることに加え、隣駅の大型商業施設開業などの商圏変化もあって、開業当初に比べ、駅周辺地域のにぎわいが低下している状況だ。
2021年4月に市が策定した整備基本計画では、ホール棟と商業棟を含む全施設を建て替える方針だったが、総事業費が約390億円に上ることから、市の財政負担を抑制するため、23年5月に一部計画を見直し、ホール棟のみをリノベーションする大規模改修計画に変更した。現行席数で、大規模改修を実施する場合の整備費は約145億円を見込んでいる。
同審議会は、25年度内に市長に答申する考えだ。26年6月定例会で方針が議決された場合、同年度から27年度にかけて事業者公募・選定を行う。28年度から29年度に設計、全施設解体を実施し、同年度から32年度まで新築工事を進める予定だ。新築工事期間は、ホールを休館するとしている。
会議で松岡会長は、「整備に向けたコンセプトに『長寿命』というキーワードを入れてほしい。100年、200年、長生きさせるという意味から、周りの変化に対応できる施設を目指すべきだ。あまりつくり込まずに、シンプルにつくって、ずっと利用できるようにしていけばいい。それが越谷らしいのではないか」と訴えた。
これまでの審議会では、越谷サンシティに望ましいメイン機能(ホール、アリーナ)、施設の規模、整備手法などを審議してきた。11月12日の審議会で表決をとった結果、参加委員の3分の2以上が、2000席のホールに建て替える案に挙手し、決議に至った。
ホールを建て替える場合、建築面積は約1万1000-1万3000㎡を見込む。整備費は約296億円を想定。審議会では、中心市街地活性化制度などを適用すれば、83億円の財源が確保でき、実質負担が213億円まで縮減できるとする財源試算も示された。
現在の越谷サンシティ(南越谷1-2876-1)は、市民ホール、会議室、結婚式場などの文化施設(越谷コミュニティセンター)とダイエー(現イオン南越谷店)をキーテナントとする商業施設のほか、各種サービスを備えた複合施設で構成する。築後40年以上が経過し、施設の老朽化が進んでいることに加え、隣駅の大型商業施設開業などの商圏変化もあって、開業当初に比べ、駅周辺地域のにぎわいが低下している状況だ。
2021年4月に市が策定した整備基本計画では、ホール棟と商業棟を含む全施設を建て替える方針だったが、総事業費が約390億円に上ることから、市の財政負担を抑制するため、23年5月に一部計画を見直し、ホール棟のみをリノベーションする大規模改修計画に変更した。現行席数で、大規模改修を実施する場合の整備費は約145億円を見込んでいる。
同審議会は、25年度内に市長に答申する考えだ。26年6月定例会で方針が議決された場合、同年度から27年度にかけて事業者公募・選定を行う。28年度から29年度に設計、全施設解体を実施し、同年度から32年度まで新築工事を進める予定だ。新築工事期間は、ホールを休館するとしている。
会議で松岡会長は、「整備に向けたコンセプトに『長寿命』というキーワードを入れてほしい。100年、200年、長生きさせるという意味から、周りの変化に対応できる施設を目指すべきだ。あまりつくり込まずに、シンプルにつくって、ずっと利用できるようにしていけばいい。それが越谷らしいのではないか」と訴えた。













