けがの影響で固形物を一切食べられない生活を送っている。初めは好物のクッキーやハンバーグが食べられないと嘆くばかりだったが、転機が訪れる◆ブレンダーを購入したのだ。病院食のまねから始まり、今ではスムージーにポタージュ、オリジナルの刻み食作りを楽しんでいる。料理のレパートリーが広がっただけでなくダイエットにも成功し、けがの功名だ◆思えば施工現場でも気候や地盤などの条件に左右されながら、既存技術の応用、技術開発を重ねて工事している。こうした工夫は施工の効率化にとどまらず、新技術の発展による異分野連携、ひいては建設業の認知度向上による人材確保にもつながる◆当たり前のことができない経験は、視野を広げ、物事の選択肢を増やすヒントになると、身をもって実感している。












