10月17日から20日まで開かれた第63回技能五輪全国大会で、きんでん所属の安立龍矢選手(電工職種)と床枝航太選手(情報ネットワーク施工職種)が金賞を獲得した。同社によると、電工と情報ネットワーク施工の両職種での金賞受賞は、2017年の第55回大会以来8年ぶりの快挙。来年中国・上海で開催される技能五輪国際大会への出場権も獲得した。安立・床枝の両選手に、受賞の喜びなどを聞いた。【「対応力」に磨きを/安立 龍矢さん】
「不安に襲われたり、モチベーションの維持に苦労したりした時期もあった。でも周りの皆さんの支援があって、自信を持って大会に臨むことができた。良い結果が出せて良かった」と笑顔で語る。
競技当日まで公開されない課題(サプライズタスク)も含まれることから、出場選手には知識やスピードの他に、発想力や瞬発力も求められる。競技中「想定外の回路が出てきて、頭が真っ白になってしまった瞬間があった」と打ち明ける。だがメンタルトレーニングのおかげもあって、落ち着きを取り戻した。気負わず作業ができたことで、「持てる力は発揮できた」と振り返る。
「真面目にやり過ぎてしまう」一方で、「接続や仕上がりは誰にも負けない」との自負がある。「国際大会はさらにレベルが高い。対応力を磨き、良い結果を出したい」と先を見据える。
(あだち・たつや)22年3月府立藤井寺工科高卒後、同年4月きんでん入社。趣味はドライブ、映画鑑賞など。21歳。
【/目の前の作業に集中・床枝 航太さん】
「金賞の発表を聞くまで、ずっと不安だった」。前回大会は銀賞で「1日目は良かったが、2日目にこけてしまった」。その悔しさをバネに「反省し、改善を図り、結果を出すことができて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せる。
3回目の出場で「緊張はなかった」ものの、「競技中に失敗したと思ったモジュールもあって、ヒヤッとした」ことも。同社から出場した3選手の中では最年長で、「僕が金メダルを取るしかない」との思いもあった。プレッシャーに耐えながら「目の前の作業に集中」した結果、見事栄光を勝ち取った。
国際大会に向け、「スピードは、中国の選手にも負けない。自分なりの作業をして、チームジャパンとして勝ちに行く姿勢で臨む」と意気込む。後輩たちに贈りたい言葉は、「とにかくめげずに、前向きに」。
(とこえだ・こうた)22年3月県立平塚工科高卒後、同年4月きんでん入社。最近ゴルフを始めたばかりで「兄弟そろって練習場に通う」ことも。22歳。
「不安に襲われたり、モチベーションの維持に苦労したりした時期もあった。でも周りの皆さんの支援があって、自信を持って大会に臨むことができた。良い結果が出せて良かった」と笑顔で語る。
競技当日まで公開されない課題(サプライズタスク)も含まれることから、出場選手には知識やスピードの他に、発想力や瞬発力も求められる。競技中「想定外の回路が出てきて、頭が真っ白になってしまった瞬間があった」と打ち明ける。だがメンタルトレーニングのおかげもあって、落ち着きを取り戻した。気負わず作業ができたことで、「持てる力は発揮できた」と振り返る。
「真面目にやり過ぎてしまう」一方で、「接続や仕上がりは誰にも負けない」との自負がある。「国際大会はさらにレベルが高い。対応力を磨き、良い結果を出したい」と先を見据える。
(あだち・たつや)22年3月府立藤井寺工科高卒後、同年4月きんでん入社。趣味はドライブ、映画鑑賞など。21歳。
【/目の前の作業に集中・床枝 航太さん】
「金賞の発表を聞くまで、ずっと不安だった」。前回大会は銀賞で「1日目は良かったが、2日目にこけてしまった」。その悔しさをバネに「反省し、改善を図り、結果を出すことができて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せる。
3回目の出場で「緊張はなかった」ものの、「競技中に失敗したと思ったモジュールもあって、ヒヤッとした」ことも。同社から出場した3選手の中では最年長で、「僕が金メダルを取るしかない」との思いもあった。プレッシャーに耐えながら「目の前の作業に集中」した結果、見事栄光を勝ち取った。
国際大会に向け、「スピードは、中国の選手にも負けない。自分なりの作業をして、チームジャパンとして勝ちに行く姿勢で臨む」と意気込む。後輩たちに贈りたい言葉は、「とにかくめげずに、前向きに」。
(とこえだ・こうた)22年3月県立平塚工科高卒後、同年4月きんでん入社。最近ゴルフを始めたばかりで「兄弟そろって練習場に通う」ことも。22歳。













