25年度内に基本計画策定/児童相談所を新設/枚方市 | 建設通信新聞Digital

11月27日 木曜日

関西

25年度内に基本計画策定/児童相談所を新設/枚方市

 大阪府枚方市は、新たな児童相談所の整備を計画している。想定規模は、2階建て延べ約4500㎡。2025年度内に基本計画を策定し、26年度から設計に着手する。27年度末の着工、30年度の開設を目指している。
 2歳から18歳までの一時保護された子どもたちが安心して生活できる環境を整える。相談施設機能と一時保護施設機能の二つで構成する。
 このうち相談施設は、「相談エリア」「専門的ケアエリア」「管理エリア」の3エリアで構成。子どもたちが生活する一時保護施設は、ユニット型の居住スペースなどを備える。事業手法は未定で、設計と施工を分離発注する従来方式のほか、デザインビルド(DB)方式の適用も検討する。
 「枚方市児童相談所基本計画策定支援業務」は、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが担当している。委託期間は、26年3月31日まで。
 建設予定地は、同市中宮北町4―1にある旧中宮北小の跡地の一部。敷地面積は約4000mで、容積率は200%、建ぺい率は60%。
 同小跡地では、児童相談所のほかに消防署の移転建て替えやプールの整備も検討されている。