京都府/1月16日まで参加受付/大野辺緑地再整備PPP導入へ市場調査 | 建設通信新聞Digital

12月4日 木曜日

関西

京都府/1月16日まで参加受付/大野辺緑地再整備PPP導入へ市場調査

 京都府は、舞鶴港(舞鶴市)にある大野辺緑地の再整備に、PPP導入を計画している。実現可能性を把握するため市場調査を実施、参加表明を2026年1月16日まで港湾局港湾企画課で受け付ける。個別対話を同月21日から23日にかけて実施する。
 舞鶴港西港地区にある同緑地約1.7haを対象に、再整備を計画している。施設の老朽化解消を図るほか、新たな収益施設整備も視野に、官民連携によるPPP(みなと緑地PPP)導入を検討する。
 市場調査の参加資格は、事業に関心を持つ法人。グループでの応募も可能だ。緑地の維持管理の他に飲食施設などの収益事業、イベント企画運営、物販販売などについて提案を求める。
 現時点では拠点施設として「ハーバーセンターゾーン」を配置、民間事業者によるカフェ・物販施設や観光案内カウンター、レンタサイクルステーションなどを整備する。その他エントランスゾーン(広場、モニュメント、トイレなど)、オープンスペース(遊歩道、築山、舗装広場、テーブル・ベンチ、屋根付き休憩所など)、親水空間も想定している。28年度以降に整備着手する予定で、事業期間については、民間事業者の意見を踏まえ設定するとしている。
 大野辺緑地(舞鶴市字松陰、下福井)には現在芝生広場や遊歩道、公衆トイレ、ベンチなどが設置されている。22年度に西港地区が「みなとオアシス」に登録されて以降イベント開催が増加し、にぎわいが増している。