26年度に本組合、30年度着工/外神田一丁目南部地区再開発 | 建設通信新聞Digital

12月8日 月曜日

関東・甲信越

26年度に本組合、30年度着工/外神田一丁目南部地区再開発

完成イメージ
【JR秋葉原西側に2棟11万㎡超】
 外神田一丁目1・2・3番地区再開発準備組合が、東京都千代田区で計画を進めている「外神田一丁目南部地区第一種市街地再開発事業」について、2026年度に本組合を設立し事業計画の認可を目指していることが分かった。29年度には権利変換計画の認可を取得し、30年度の着工を予定している。 施行区域は、JR秋葉原駅西側で、中央通りや神田川、JR総武線に囲まれた三角地帯の約1.7ha。
 国道17号の北側をA街区とし、オフィス、店舗、清掃事務所、駐車場などを用途とする、 延べ約10万2700㎡の施設を整備する。神田川沿いで、 東京国道事務所万世橋出張所や千代田清掃事務所などがある南側はB地区とし、 ホテル、店舗、住宅、万世会館、駐車場などを用途とする、 延べ約1万3250㎡の施設を建設する。歩道状空き地や船着き場と一体となった親水広場などの整備も計画している。
 事業費は、21年7月時点では854億円と試算。そのうち、工事費として約600億円、調査設計計画費に約32億円、土地整備費に約37億円を見込んでいる。
 準備組合は、15年4月に設立された。事業協力者として野村不動産が参画。コンサルタントは日建設計と都市設計連合が担当している。
 区が19年に改定した「外神田一丁目計画基本構想」では、基本コンセプトを「神田須田町・神田淡路町界隈と秋葉原駅周辺地域を行き交う人々の懸(かけ)橋となるまちづくり」とした。 神田川両岸およびその周辺の一体的なまちづくり、 地区全体で連携した機能の誘導などを掲げている。