矢板市/1月23日まで受付/庁舎整備計画策定支援 | 建設通信新聞Digital

12月18日 木曜日

関東・甲信越

矢板市/1月23日まで受付/庁舎整備計画策定支援

 栃木県矢板市は、「庁舎整備基本計画策定支援業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加申し込みは2026年1月23日まで、企画提案書などは2月2日まで受け付ける。同月20日のプレゼンテーション審査を経て、下旬に選定結果を通知する予定だ。
 参加形態は単体。市の入札参加資格者名簿で「測量・建設コンサルタント等」か「物品等納入(N-9計画策定・支援)」に登録されていること。鉄筋コンクリート(RC)造の建築物に関する計画策定か設計業務の実績があることを求める。
 今月策定した整備基本構想に基づき、基本計画策定に向けた調査・支援を行う。具体的には、新庁舎の建設場所の選定、他施設との複合化の検討資料作成、導入機能や設備の提案、想定規模の精査、配置案の作成、事業手法の選定、事業スケジュールの作成、概算費用の算出など。
 提案限度額は1584万円(税込み)。履行期間は28年3月31日まで。
 基本構想によると、新庁舎の規模は3-4階建て延べ約6900㎡程度を想定。敷地面積は1万7507-1万8273㎡を見込む。建設候補地は、現市役所(本町5-4、敷地約2ha)か、子ども未来館ほか(本町2-25ほか、敷地約1.04ha)。
 複合化候補施設は、1979-81年に竣工した矢板公民館(延べ1229㎡)、図書館(延べ1232㎡)、子ども未来館(延べ1352㎡)。事業手法は従来方式のほか、PFI方式、DB(設計施工一括)方式、ECI(施工予定技術者事前協議)方式、リース方式を挙げている。
 新庁舎完成までの事業期間は、仮設庁舎建設や既存庁舎解体が必要な現庁舎敷地の場合は従来方式で約7年、PFI方式で9年、子ども未来館ほか敷地の場合は、従来方式で約6年、PFI方式で約8年を想定する。
 基本構想策定支援業務は、AIS総合設計が担当した。
 築後60年が経過する現庁舎本館(RC造3階建て延べ2519㎡)は老朽化が進み、耐震性にも課題がある。保健センター、福祉会館、別館会議室など各施設に機能分散しているため、利便性向上も課題となっている。