山口県下関市は、下関市地方卸売市場唐戸市場のリニューアル事業(大規模改修)に向け、2026年度に基本計画を策定する。庁内関係課で組織する唐戸市場再整備プロジェクトチームを軸に検討を進める。26年度予算案には、基本計画策定のための経費5000万円を計上している。
唐戸市場は、築23年が経過し、鉄部分や防水などの劣化が進んでいる。新築当時と使用状況などが大きく異なっていることもあり、設備の大規模改修を実施するとともに、新たな機能(飲食スペースなど)や設備(空調など)の導入を検討している。また、施設の構造が斜張式つり構造、プレキャスト・プレストレスト・コンクリート(PCaPC)造で技術的にも難易度の高い建築物となっている。
既存施設は、市場棟と駐車場棟に分けられ、両棟の間を鉄骨製のブリッジで結んでいる。規模はPCaPC・RC造地下1階地上3階建て塔屋1層延べ1万4473㎡(市場棟)と延べ9683㎡(駐車場棟)。
設計は池原義郎建築設計事務所、施工は市場棟を戸田建設・永山建設・野口工務店JV、駐車場棟を日産建設・友田組・長野工務店JVが担当した。
25年度は、サウンディング(官民対話)を実施するなど、大規模改修事業での維持管理、運営などを見据えたさまざまな事業方式の可能性を探ってきた。順調なら27、28年度で基本・実施設計をまとめ、29年度着工、31年度完成、32年4月1日のリニューアルオープンを目指している。
