中国地方整備局は24日、広島市の広島地方合同庁舎2号館で社会資本整備審議会道路分科会中国地方小委員会(委員長・渡邊一成福山市立大都市経営学部教授)を開き=写真、一般国道2号福山道路(笠岡西~長和)の新規事業採択時評価について審議した。同小委員会は事業の効果やリスク分析、事業計画などを妥当と判断した。今後は、新規事業採択に向け、本省の事業評価部会に報告する。
同道路は、岡山県笠岡市茂平から広島県福山市瀬戸町長和までの長さ13.2㎞の自動車専用道路で、高規格道路・倉敷福山道路の一部となる。完成4車線で事業費は約3030億円を見込む。
同区間は、交通転換による渋滞緩和、走行性向上による交通事故の減少を図り、地域経済活動の活性化、救急搬送の速達性の確保、災害に強いネットワークを形成するため、別線の高規格道路とした。
全体13.2㎞のうち、土工4㎞、橋梁6.3㎞(10カ所)、トンネル2.9㎞(3カ所)で構成する。インターチェンジは、長和、千代田、川口、手城、引野、笠岡西(全て仮称)の6カ所を設置する。同道の通過区間は、干拓地が分布しており、リスク分析の結果、事業化後の地質調査により軟弱地盤へ対応のため、軟弱地盤工の追加、橋梁基礎杭長・基礎工の変更などが必要となる可能性を示している。
また事業着手後、軟弱地盤が想定される盛り土箇所や構造物箇所などでボーリング調査を行い、地質縦断図・断面図などを3次元空間に配置した準3次元地盤モデルを作成し、地質・土質リスクの把握・共有を図る。このほか、地質調査結果を基に、軟弱地盤解析を行い、軟弱地盤層厚や土質性状を把握し、必要な軟弱地盤対策工法を検討するとしている。
