広島市は5月27日、官民連携手法を導入する「ファミリープールエリア再整備・運営事業」の提案審査などの事業者公募・選定を担う選定部会の初会合を開いた。部会長には、国土交通省PPPサポーターの吉長成恭ちゅうごくPPP・PFI推進機構代表理事、副部会長には、渡邉一成福山市立大学都市経営学部教授を選任した。10月の事業者公募開始を目指している。
選定部会は、部会長、副部会長のほか、今富雅夫広島市みどり生きもの協会理事長、親泊健親泊健公認会計事務所代表、栗崎真一郎広島工業大学工学部建築工学科教授、橋本信子安田女子大学教育学部幼児教育学科教授、真木利江広島女学院大学人間生活学部生活デザイン学科教授の計7人で構成する。
初会合では、部会長などの選任のほか、同事業の概要を説明した。7月末から8月初旬までに開催予定の次回の部会で公募資料に関する審議を行う。10月から募集を開始した場合、事業者を特定するのは2027年度となる見通し。市では、26年度予算に事業者の公募、既存建築物解体工事実施設計などの事業費2320万円を計上している。
中央公園ファミリープールは、区画面積約1万7000㎡に流れるプールやこどもプール、多目的プールなどの屋外施設、管理棟などの屋内施設で構成されている。毎年7、8月の2カ月で約10万人を集客するなど、にぎわいの場となっているが開園から45年が経過し、施設の老朽化が進んでいるほか、オフシーズンの活用が課題となっていた。
基本構想では、新たな施設の機能として▽プール機能も含む多機能かつシンボル的な空間▽365日楽しく遊び、学ぶことができる空間▽子育て世代などこどもと一緒に楽しめる空間▽サッカースタジアムなどの公園内施設相互の連携による共用機能の充実により回遊する楽しみを誘発する空間▽水の都を代表する本川の水面・河岸などの水辺空間などを生かした空間--の五つを掲げ、さまざまな機能を持つ居場所を提供できる施設を整備するとしている。 事業手法については、PFI、Park-PFI、DBO(設計・建設・運営)などの官民連携手法を視野に最適な手法を検討している。
【復建調査に決まる/再整備の費用便益分析】
広島市は、「中央公園ファミリープールエリアの再整備に伴う費用便益分析業務」を一般競争入札(入札後資格確認型)した結果、513万1000円(税別)で復建調査設計に決めた。業務内容は、費用便益分析一式。履行期間は12月28日まで。場所は中区基町。
