2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO2027)協会は開幕まで270日となった6月22日、東京都内で初となる記者会見を開いた。筒井義信会長は「成功に向けては一人でも多くの人に来場してもらうことと、安全で安心な会場整備・運営を行うことが不可欠だ。オールジャパン体制で開催準備を進めていくので、これからますます魅力を増すグリーンエクスポに期待をいただきたい」と述べた。
施設整備の状況について、河村正人事務総長が「基盤整備の発注は終え、工事も終盤にさしかかっている。今後、建築工事が本格化していく。海外からの出展は時間的にタイトになってきているが、大規模なパビリオンが並び立つわけではない。国際参加者会議(IPM)を通じてスケジュール感を持ってほしいと要請したい」と説明した。中東情勢のよる工事への影響については現状、大きな支障はないとの認識を示しつつも、「各事業者から資材調達の困難さや資材価格の高騰という声が聞こえてきている。ただ、スケジュールとして大幅に遅れているというわけではなく、製品の目詰まりは国の支援状況を確認しながら、事業者の意見を聞いて調整している」とコメントした。
◇null4整備プロジェクト始動
大阪・関西万博からのレガシーを継承する事業として、メディアアーティストの落合陽一氏が手掛けた『null2』のコンセプトを発展させた新たな生命彫刻館『null4(テトラヌル)』の整備プロジェクトも発表した。自然と人の共存する暮らしの良さを表現するエリアであるSATOYAMA Villageに位置し、これまで継承されてきた日本人の自然観と現代のデジタル技術を融合した“計算機自然”として発信する。
6月19日からnull4プロジェクトの整備、運営管理、資金提供に関する協賛募集を開始している。オブジェクトの躯体や作動機構に関する設備、映像機器(サイネージ)、音響設備、植栽修景(材工)、整備工事、内装工事などに協力する企業を募る。
