静岡県伊東市は、今後の図書館整備と図書館サービスの方向性について考えを示した。新図書館建設事業の代替案だった旧西小学校リノベーション案と現図書館長寿命化案とともに実現可能性が低いことから、新築案を基本とした検討が妥当と判断した。
同事業は、建設中止を公約に掲げて就任した田久保眞紀前市長が2025年5月に新築工事の入札を中止していた。
新築案の検討に当たっては、民間活力の導入を積極的に調査・検討する。施設設計は維持管理費を低減する工夫を重視し、シンプルな建物形状や省エネ性能の高い設備を採用する考えだ。
施設名称は「市民交流学習センター(仮称)」とし、複合化を前提とする。中核となる図書館機能のほか、▽生涯学習▽子育て支援▽市民交流▽地域文化活動▽行政サービスの一部--の5機能の導入を検討する。
現図書館は、新方針が確定し整備されるまでの今後約5-10年間は必要最小限の修繕を行いながら延命を図る。
今後の予定は、8月20日まで実施しているアンケートの結果を踏まえて具体化する。
中止になった一般競争入札の公告では、新図書館の規模はS一部RC造5階建て延べ5758㎡としていた。工期は約28カ月。工事場所は桜木町2。
本体建築工事費は家具設置工事を含め約42億円を見込み、28年5月ごろの供用を目指していた。
